読書の日々 広川隆一著『パレスチナ新版』 [読書]
年初から混迷の色を深めるパレスチナ問題。血で血を洗う混沌の状況は何がもたらしたのか?を知りたくなり、書店で手に取ったのが本書である。 不幸な迫害の歴史や大国の思惑により振り回されるパレスチナとイスラエル。本書はどちらの立場も理解しつつ、客観的にパレスチナ問題とその歴史を記述していて、最後まで一気に読み終えることができた。パレスチナ問題の入門書としてはうってつけだろう。個人的には本書の206~207pが印象深かった。
いつの日か「憎しみは憎しみによっては止まず、ただ愛によってのみ止む」ことを願わずにはいられない。
いつの日か「憎しみは憎しみによっては止まず、ただ愛によってのみ止む」ことを願わずにはいられない。
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