思い出のアルバム#8(寺井尚子 『アンセム』) [音楽]
寺井尚子は、ジャズヴァイオリンというジャンルのミュージシャンだが、世間一般には、夏に、蚊取り線香のCMでヴァイオリンを弾いている色っぽいおばちゃんのイメージが強いと思う。
で、この「アンセム」というアルバムだが、讃美歌という意味を冠したタイトルに寺井イズムの凝縮というか、ジャズにとらわれないメロウでドラマティックなバイオリンアルバムを作りたい、という自信の現れみたいなものがあると思う。
1曲目の「過ぎ去りし日々」はこれでもかといういうぐらいにヴァイオリンを煽情的に攻撃的に弾きまくっていて、ジャズというよりはヘヴィメタルの早弾きギタリストがやっているかのような錯覚を受ける。シャンソンの名曲の「愛の讃歌」のアレンジも美しいし、寺井のオリジナル曲の「愛の行方」はポップに始まるイントロから徐々にヴァイオリンのメロディが熱を帯びてくるような佳曲である。
まぁ、寺井尚子の音楽を聞いて、ヴァイオリンという楽器、ジャズという音楽からはかなりはみ出した感じはするが、その邪道っぷりがたまらなく美しい、と俺は思うのである。
で、この「アンセム」というアルバムだが、讃美歌という意味を冠したタイトルに寺井イズムの凝縮というか、ジャズにとらわれないメロウでドラマティックなバイオリンアルバムを作りたい、という自信の現れみたいなものがあると思う。
1曲目の「過ぎ去りし日々」はこれでもかといういうぐらいにヴァイオリンを煽情的に攻撃的に弾きまくっていて、ジャズというよりはヘヴィメタルの早弾きギタリストがやっているかのような錯覚を受ける。シャンソンの名曲の「愛の讃歌」のアレンジも美しいし、寺井のオリジナル曲の「愛の行方」はポップに始まるイントロから徐々にヴァイオリンのメロディが熱を帯びてくるような佳曲である。
まぁ、寺井尚子の音楽を聞いて、ヴァイオリンという楽器、ジャズという音楽からはかなりはみ出した感じはするが、その邪道っぷりがたまらなく美しい、と俺は思うのである。
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