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『豊饒の海』に至るまで [日記]

 今から約4年前に始まった当ブログだが、漸くにして250回を超えた。何かのメモリアルや区切りがいいとか言うわけではないが、このブログを始めた頃の事をふとしたキッカケで思い出したので、今回はブログ開設に至るまでの流れとか、当時何を考えていたのか、また、タイトルの由来などをまとめておきたいと思う。
 実はブログ自体は2004年の10月に始めていて、当時、俺が使っていたのはSo-netのブログではなかった。また、目的や核となるテーマもないままにダラダラと書いていたため、4つほど記事を作っただけで飽きてしまい、そのまま放置状態。いまもインターネットの片隅のさらに奥の方くらいに記事が残っている筈だが、作者の俺ですら全く見る気がしない。
 年が変わり、夏ごろだったと思うが俺のブログにも何度かコメントをいただいている先輩の倉田和人氏がホームページの日記からブログに移行をした。ブログなんかが登場する前からずっと、自身のホームページで日記や書評やら紀行文、小説なんかをマメに書いていたが、ブログに変えてからもますます精力的に記事を更新しているのを拝見していて、「何かをあきらめずに続ける情熱ってすごいなぁ」と感心、その継続する力に憧れ、もう一度俺もブログを書いてみようと思い直したのである。
 さてブログを一新するにあたり、以下の3点について検討を重ねた。
 1.So-netのブログに変更する
 2.書評や日記、備忘録、競馬予想などのいくつかのテーマに沿って記事を書く
 3.ブログのタイトルは小説の作品名から取る
   ・ブログには誰も使ってない、ユニークなものにする
   ・山本周五郎の作品は除外する

そんなわけで、3.の、肝心なブログのタイトルをどうするか…、当時考えていたのは『TACOの白夜行』『悟浄歎異―TACOの手記―』『陰翳礼賛…TACOブログ』『ねじまきTACOクロニクル』『吾輩はTACOである』などなどで、いま振り返ってもどれも何と言うか、「ひどい」の一言。で、本棚を見遣ると、あの大作家の大作本が目に入り拝借した…とこんな感じである。いまでさえ正直畏れ多いのだが、自分のハンドル名との相性と、様々なテーマを記事にして実り豊かになればなぁとか、そんなことを漠然と想像していた。
 で、記念すべき第一回目のブログ記事は2006年JRAの新設牝馬G1レース、ヴィクトリアマイルの競馬予想からスタート。これが全くの見当違いで馬券は大外れ。ダンスインザムードを切って、何故馬券が当たると考えたのかが今思うとちっとも分からないほどで笑ってしまう。まぁ、そもそも「妄想」なわけだし、若気の至り!?ということでどうかご勘弁いただきたい。
 そして4年もの月日が経ち、そのダンスインザムードの子供のダンスファンタジアがデビュー。危なげ無く2連勝を遂げて、次は暮れの阪神のG1という大舞台が待っているようだ。ただの偶然なのだろうが、ブログを継続することにもそれなりの意義があることが証明されたような気がして嬉しい。
 さて、ここで、年内にブログ300回達成を目指すぞ!と宣言したい。「他にやることあるだろ!」という周囲のツッコミがありそうだが、目標をすべて達成してカッコよく1年を締めました、と言い返せるように必死になって頑張っています、以上。
タグ:豊饒の海
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倉田和人

他にやることあるだろ!(笑)

山本周五郎がどうして除外なのか教えてください!
by 倉田和人 (2010-11-17 22:03) 

TACO

どうもご無沙汰してます。
色々と他も頑張ってますので、どうかご心配なく(笑)。

えーと、ご質問の件ですが、アイディアは借りましたが、山本周五郎からだとあまりに「日日平安」のパクリっぽいってのが一番の理由です。

あとは、僕が「樅ノ木」と「ひとごろし」くらいしか山本周五郎を知らなかったのも少なからず関係してます。前者だと意味不明、後者は流石にタイトルにできませんよ…。
by TACO (2010-11-17 23:14) 

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