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秋華賞の妄想2010 [競馬予想]

 明日は秋華賞。競馬ファンの注目はアパパネの牝馬三冠達成に集まっているだろうが、俺にとって思い入れの深い馬が出走する。タップダンスシチー産駒のアンティフリーズである。タップは大好きな競走馬で、引退後、種馬として余生を送っている北海道に倉田さんと押しかけてしまったほど。その旅の顛末は三年前のブログにあるので、俺と倉田さんのファンであれば、是非一読してほしいものである。
 そんなタップ産駒がデビューして早二年目、予想通りに競走成績が悪い。ただ、あれだけの名馬だし、大器は晩成なのさ、きっと父に似た馬がいつかは出るだろう、と思っていたら、2010年度の種付け頭数は僅か6頭に激減していることを知った。種付けの時期に病気に罹ったのかもしれないが、この数字は種馬としては失格の烙印を押されたようなものである。ディープインパクトやブエナビスタの兄というだけで肌馬を集める種馬もいれば、凱旋門賞にも出走したほどのG1馬が種馬として結果を出せず、棹を持て余すこともある。これは競走馬は経済動物であるという、過酷な現実を示している。
だが、私は必ずしも「競馬は人生の比喩だ」とは思っていない。その逆に「人生が競馬の比喩だ」と思っているのである。
(引用:寺山修司『競馬場で逢おう』)

競走馬も人間も、成功を掴めるのはごく一握りなのだと言った寺山修司の言葉が胸に重く響く。秋華賞の馬柱を見渡せば、有力馬は馬産の巨人・社台帝国の生産馬。アンティフリーズには荷の重い戦いに見える。しかし、出るからには可能性は等しく与えられているのが、競馬のロマンなのだと俺は考えたい。
 さて予想は以下のとおり。

◎(10)アニメイトバイオ
○(15)アパパネ
▲(11)エーシンリターンズ
△(03)ショウリュウムーン
×(07)レインボーダリア

ここまで書いて、アンティフリーズは買わないのか不思議に思うかもしれない。しかし逆境を跳ね除けるのがタップ産駒の使命であろうし、いつかは父を超える優駿が出てくることを期待してやまない。

俺はこれで勝負してみる。
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