読書の日々(内藤泰弘 『トライガン・マキシマム13』) [読書]
イカしたオープニングサウンドとアニメらしからぬスケールのガンアクション。
9年前?!に深夜のテレ東アニメ放送枠で出会ってから追いかけ続けてきたトライガン・マキシマムも、ようやっと原作の漫画が13巻に辿り着いた。そしてヤングキングアワーズの連載は今年の5月で終了していたそうで、そんなこんなでヴァッシュ君の戦いの日々も残すところあとわずか、フィナーレに向かいつつある雰囲気が少し淋しくもある。
この巻最大の見所は、俺の大好きなニコラス兄貴の幼馴染のリヴィオの頑張りだろうか。ちょっと少年漫画にしては戦闘描写がいつになくグロいのだが、まぁ、オッサンの俺にはあんまり関係ないね。
実はそのクオリティに比べると圧倒的に知名度の低い?(すみません)トライガン・マキシマムの最大の泣き場は、10巻。ニコラス兄貴とリヴィオの死闘、そして兄貴の壮絶なその最後は今読み返しても泣けてくる。
牧師にして殺し屋、パニッシャー(punisher[処刑人])という十字架を模した武器を背負った漢には、その登場とともに死を宿命付けられていたのかもしれない。しかし、頑なに冷徹な現実主義だったはずのニコラスもヴァッシュ君の理想主義にほだされ、最後の最後にリヴィオを救い、人間らしく男らしく散華していった。いや、この巻のリヴィオも十分にカッコいいけどね。
内藤先生、長きに渡り本当にお疲れ様でした。最後も期待してますよ!!!
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