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ドラマ・チック・レイン No.11 『TVK みうらじゅんのマイブームクッキング』 [テレビ批評]

 昨日の夜、TVKを見ていたらイラストレーターのみうらじゅんが料理を作っていて、思わず見てしまった。あとで調べると、みうらじゅんのマイブームクッキングという料理バラエティ番組だそうである。何でも、毎回みうらじゅんが自分の食べたい料理をゲストとウクレレえいじという芸人(知らん!)に作って食べさせるそうである。俺が見たとき、料理は酢豚でゲストはリリー・フランキーだった。
 彼奴が料理が得意なはずもなく、包丁さばき、手際の危なっかしいことこの上なし。材料を切り分けるときに押さえる方の指を折りたたまないし、素揚げをするときに菜箸で一つずつ具材をつまんで油に入れているのが何ともデンジャラス。たまらずゲストのリリー・フランキーが、「温度が下がったらまとめていれて大丈夫ですよ。」とアドバイス。見ているこっちも、「こんなんでまともな料理ができるのかな?」とハラハラする始末である。
 まぁ、料理番組といえば、レシピと手順を正確に伝えるところがメインであり、どの芸能人がやっていても内容は同じようなものだ。ただ、みうらじゅんの料理番組だけあって、内容はゆるく下品である。三十数年前の童貞を喪失した夜に銀座の中華料理屋で食べた酢豚の味を再現したい、という意気込みから、筍の白いエグミを取るときに「****」と言ったり、XO醤で味付けする際に「スカジャン」とかオヤジギャクをのたまう。ケンタロウや国分太一には出せない、料理とは何の関係もないこのユルさ、いい加減さが番組の醍醐味だろう。
 いい加減で変な番組だが、一応、酢豚は美味しく出来上がって終わった。
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