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ハイパー・ヒステリック・ソサエティ [日記]

 昨夕にTVを点けると、大相撲の八百長問題が放送されていて思わず電源を切ってしまった。大体が相撲というものは近代スポーツとは異なる別次元の発祥。そもそも相撲に明確で厳密なルールは存在しないわけだから、スポーツと同じような考え方で相撲を観るというのはナンセンスだし、ワイドショーを賑わしている相撲記者クラブ会友とかいう人がシャアシャアと「知りませんでした」と言っている時点で、ジャーナリズムとは無縁の社会で大相撲という興行があったということだろう。そもそもトレーニングを積んでないド素人がプロの力士になれるはずもなく、幕内力士の打ち噛ましは衝撃が2トンもあるらしいので、その取組は間違いなく超人のなせる業だ。
 だから、昨今の偏向報道は俺はよく理解できない。「公益法人の資格なし!!!」とか言っている人は相撲ファンではないだろうし、そういう人間の意見を聞いて相撲が改善されるのかどうか?と考えると、どうだろう?
俺としては本当のファンの声に耳を傾けて、改革すべきところはそうすべきだと思う。まぁ、今の内閣が高齢者が安心して暮らせる社会を本当に目指しているのであれば、ここで速やかに調停が出来れば高齢者の内閣指示率あがるのになぁ、残念。
 この辺は日本という国全体が著しくバランスを欠いている状態にあるのではないか、とうことで俺はこの状態をハイパー・ヒステリック・ソサエティと名づけてみた。問題の善悪とか成否を、二元的にことさらに大声でまくし立てる連中が勝ち組みたいな風潮はとてもじゃないが正常とは思えない。そんなに超イライラしていなくてもいいんじゃないの?、何でも解明できればハッピーなんかなぁ、どうでしょう。
 あ、話は変わるが、そう言えば日本語そのものもおかしな使われ方をするようになっているのも気になるわけで、これもハイパー・ヒステリック・ソサエティの特徴的なところだと思う。さきほど述べた「勝ち組」なんて言葉は、時代錯誤な連中がいるという揶揄だったはずだが、今ではその道のチャンピオンとかセレブみたいな誤用がまかり通っていて変な溜息が出てしまうのである。
 俺は大相撲の熱烈なファンというわけではない。ただ、そろそろどこかで手打ちにするような、例えば大岡越前とか水戸黄門みたいに上手いこと事態を収拾するような人が出て来て欲しいなと切に希望している次第である。

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