思い出のアルバム#5(AC/DC 『LIVE 』) [音楽]
3/14に高校時代の友人ハマーと、その同僚のエグッちゃんとAC/DCの来日公演に行った。
俺が10代の後半に最も気があった友人のハマーは、70年代のロックミュージックにも造詣が深かった。ハマーから借りたInnuendoでQueenの素晴らしさに出会ったことからも、俺にとっては洋楽の師匠だった。
久々のハマーは頭に白髪が目立ち、少しやつれているように見えた。俺たちの世代は会社でも家庭でも、とかく所属する集団においては責任ある重要な立場に置かれるものである。おそらくストレスが奴を早く老けさせているに違いない。旧交を温めるよりも、ハマーのことが心配になった。
さて、AC/DCは、そんな高校生時分の思い出のバンドの一つである。なんかAC/DCを聞いてみようかと思った当時の俺は、ハマーに一番いいAC/DCのアルバムは?と尋ねたところ、どれも素晴らしいがやっぱりAC/DCと言えば『LIVE』しかないよ、と言い、快く渡してくれたアルバムはモンスターズオブロックの2枚組LIVEアルバムだった。
リードギタリストのアンガス・ヤングは50代後半になり、バンドも37年間フル稼働。衰えはあるだろうなと正直に思っていたが、当日のライヴで俺の期待はいい意味で裏切られた。頭頂部が薄くなった以外には変わらない、アンガスのロック魂を見せつけられて自然と体が揺り動かされた。のっけから名曲のオンパレードで、アンガスも一切手加減なしの激しいギターアクションにアンガスウォーク。Thunderstruckを生で聞いたときには本当に電気が走ったような気がした。これがAC/DCだよな、とハマーとがっちりと握手をした。
どこを切ってもAC/DCとも揶揄されるほどの変わらない音楽性だが、信念と情熱を高く熱く保ち続けている証拠だと俺は思う。60近いおっちゃんたちが、手抜きもせずに真っ向勝負のヘビィロックを40年近くも演奏しているのである。俺たちもまだまだだ、この熱い気持ちを忘れずに明日から頑張ろうぜ!とお互いに励まし合い、さいたまスーパーアリーナをあとにしたのだった。
俺が10代の後半に最も気があった友人のハマーは、70年代のロックミュージックにも造詣が深かった。ハマーから借りたInnuendoでQueenの素晴らしさに出会ったことからも、俺にとっては洋楽の師匠だった。
久々のハマーは頭に白髪が目立ち、少しやつれているように見えた。俺たちの世代は会社でも家庭でも、とかく所属する集団においては責任ある重要な立場に置かれるものである。おそらくストレスが奴を早く老けさせているに違いない。旧交を温めるよりも、ハマーのことが心配になった。
さて、AC/DCは、そんな高校生時分の思い出のバンドの一つである。なんかAC/DCを聞いてみようかと思った当時の俺は、ハマーに一番いいAC/DCのアルバムは?と尋ねたところ、どれも素晴らしいがやっぱりAC/DCと言えば『LIVE』しかないよ、と言い、快く渡してくれたアルバムはモンスターズオブロックの2枚組LIVEアルバムだった。
リードギタリストのアンガス・ヤングは50代後半になり、バンドも37年間フル稼働。衰えはあるだろうなと正直に思っていたが、当日のライヴで俺の期待はいい意味で裏切られた。頭頂部が薄くなった以外には変わらない、アンガスのロック魂を見せつけられて自然と体が揺り動かされた。のっけから名曲のオンパレードで、アンガスも一切手加減なしの激しいギターアクションにアンガスウォーク。Thunderstruckを生で聞いたときには本当に電気が走ったような気がした。これがAC/DCだよな、とハマーとがっちりと握手をした。
どこを切ってもAC/DCとも揶揄されるほどの変わらない音楽性だが、信念と情熱を高く熱く保ち続けている証拠だと俺は思う。60近いおっちゃんたちが、手抜きもせずに真っ向勝負のヘビィロックを40年近くも演奏しているのである。俺たちもまだまだだ、この熱い気持ちを忘れずに明日から頑張ろうぜ!とお互いに励まし合い、さいたまスーパーアリーナをあとにしたのだった。
AC/DC Live: Collector's Edition
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Sony Japan
- 発売日: 2003/02/18
- メディア: CD
タグ:AC/DC
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